2004.11.25

七度文庫開発日記 ココログブックスコンテスト

 ある朝連載小説「私のプーさん」の連載の書き込みをしようとココログのメインページにアクセスしてみると「ココログブックス」のロゴが目に入った。
「ココログブックスコンテスト」が開催されて、入選すれば本として出版してくれるという。
これは「七度文庫」をデビューさせるにはまたとないチャンスかも知れないと思った。
しかしコンテストで審査対象となるのは、ブログのコンテンツでソフトではない。
官能小説自動生成ソフトで応募するわけにはいかない。
だとすれば七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編小説「私のプーさん」で応募すればいいと思った。
だが「私のプーさん」は6月終わりから連載を始めていたので、もう10月初めには連載が終わってしまう。
第二作目の「夢はノーベル賞」はもうアメーバブログで連載を開始していた。
そこで私は第三作目を急遽用意することにした。
「私のプーさん」の連載が終わった翌日「旦那はblog起業家」という題でひとまず連載を始めた。
審査期間は11月8日から12月24日なので、それまでに連載を終わるようにすればいい。
それだけでは「官能小説自動生成ソフト」がなんなのか読者にも審査員にも判らないだろうと思い私は「七度文庫開発日記」も掲載することにした。
「七度文庫開発日記」はすでにホームページで公開してあった原稿に大幅に加筆して書き上げた。
原稿の準備でいろいろ手間取っているときインターネットで「第一回SEOコンテスト」というのを見つけた。
「ゴッゴル」という単語で検索して検索エンジンで上位を競うコンテストだという。
私はあまり気乗りがしなかったのだが、せっかく第一回ということなので、話題にでもなればいいと思い「私の大好きなゴッゴル」という題名の連載小説もコンテスト期間内に連載することにした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

七度文庫開発日記 早稲田文学に七度文庫紹介記事

 夏の朝、起きていつものようにアクセス解析確認していると見たことのないURLからのリンクを見つけた。
辿ってみると初めて見るblogに七度文庫についての記述があった。
そこには「早稲田文学に紹介してあった七度文庫」とか書いてあり私はびっくりしてしまった。
早稲田文学といえば、早稲田大学の学生が出している文学の同人誌だが、歴史が古くて随分と著名な文学者も多数輩出している名門だ。
その雑誌で私の「七度文庫」が取り上げられたというのは私にとっては青天の霹靂どころの話しではない。
さっそく近くの本屋にいって早稲田文学を探してみた。
しかしいくら有名な本とはいえ、普通の書店に置いてあるわけもない。
私はインターネットの通販で注文することにした。
blogに書いてあったのは大塚英志が連載している評論に言及があるとのことだった。
さっそく大塚英志の評論が載っている5月7月9月号を注文した。
翌々日郵便で早稲田文学が届けられると、私は包みを開ける手が震えた。
目次を調べると9月号の大塚英志の評論「暫定的な文学たちに」というのがある。
どうもこれに書いてあるらしいと思いページをめくってみた。
かなり難解な評論だが、コンピュータのソフトで小説を自動生成する際の問題点となる「文体」についての言及の中で官能小説は限られた単語と表現を使うので文体を生成するのが容易だという例に七度文庫が挙げられていた。
私は大塚英志という評論家は全然名前も聞いたことはなかったが、「オタク文化」の評論家として有名な方で他にもいろいろ「サブカルチャー文学論」「物語消費論」「おたくの精神史」「キャラクター小説の作り方」「物語の体操」などの多数の著作がある。
以前から小説の自動生成には関心があるようで、将来の文学の新しい形としてコンピュータに小説を書かせるということを考えているようだ。
ほかにも、つい最近だが大塚英志は「物語消滅論」という本も書いている。
この物語消滅論では私の作った「七度文庫」も「ポルノ小説を勝手に書くソフト」として紹介されている。
少しづつだが、七度文庫が文学評論家の目にもとまるようになってきたことは、今までやってきたことが無駄ではなかったのだと大いに勇気づけられた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

七度文庫開発日記 ココログで小説の連載

 ある日の朝ココログのタイトルを見ているとココログで小説を載せている人の一覧というページがあった。
どうゆうわけかそこには私の「官能小説自動生成ソフト制作日記」も紹介されていた。
調べてみると以前書き込んだ「自動生成された小説の例」が小説として紹介されていたのだ。
せっかく紹介してもらったのだからと、他にも「自動生成された小説の例」として短編小説を多数掲載してみた。
するとどうもアクセス解析で見る限りでは短編小説は結構人気がある様だった。
気になって調べてみると他にも小説をblogに掲載している人は一杯いた。
それで他の人達がどんな小説を掲載しているのかあれこれみて回った。
随分とたくさんの小説があり、テーマも文体も色々で中にはプロの人が書いている小説もあった。
だが大部分の人は、短編小説を数回にわたって掲載しているだけで、長編小説を載せている人はあまりいない。
それに大体の人が出来上がった分を出来たときに載せるので、いつ続きが掲載されるのかも判らないし、途中で挫折して中断してしまう人も多いようだった。
その時私はココログに小説を連載したらどうだろうかと思いついた。
七度文庫が自動生成したシナリオを元に書いた小説はかなりの長編だ、それを短く少しづつ連載小説として発表すればきっと読んでくれる人もいるに違いない。
毎日決まって掲載すれば、blogを見に来たときは必ず新しいストーリーが追加されていることになる。
これだったら読みに来てくれる人は少しづつでも増えて行くに違いない。
それに七度文庫が生成したシナリオは人間が書いたシナリオと違って、毎回変化に富んでどう展開するか判らないストーリーだ。
七度文庫が自動生成したシナリオというのは連載小説には向いているのではと考えた。
それで私は最初の小説「私のプーさん」の連載を始めることにした。
ストーリーは真面目な女子大生がホームページに自分のメールアドレスを書き込んだことから、罠にはめられてインターネットの裏の世界に引きずり込まれるという、結構怖い話しだ。
blogでの公開では、過激な官能描写は書けないので官能描写は全部省略してしまった。
七度文庫ではもともと官能描写はソフトが自動生成することになっているので、もともと私は小説の官能描写をまともに書いた事はない。
官能描写などというのは、どれも同じなので書いても疲れるだけだ。
いったいどれだけの人が私の書いた小説を読んでくれるのか、私はまったく半信半疑でいつまで連載を続けられるのか自分でも判らなかった。
暑い夏も毎朝早く起きてblogに書き込んだ。
シナリオ展開の面白さだけで小説を書くというのは、blogでの連載にはちょうど良かったようで思ったよりも読者は多くて結局2004年6月29日から10月5日まで99回連載した。
随分と長期間の連載だったので、最終回を書いた時には自分でも一安心した。
今はホームページのライブラリーにアーカイブした「私のプーさん」を載せてあるので、見たい方はダウンロードしていただければまとめて読むことができる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.24

七度文庫開発日記 長編小説の作成

 ひとまず七度リーダーと七度文庫のシナリオソースコードを公開したもののいつまで待っても、期待したような反響はなにもなかった。
私はほかにアイデアはないかと思案して、七度文庫が自動生成したシナリオを元に長編小説を作成したらどうだろうかと思いついた。
七度文庫は、官能小説を無限に生成してくれるが、生成するのは短編小説だけだ。
長編小説を七度文庫に書かせるには、まだプログラムに手を入れる必要がある。
しかしすぐには解決できない難しい関門があり簡単にはできない。
やって出来ないこともないが、いつ出来上がるかはまったく予定が立たない。
完成に10年もかかっては10年間の間他に何も出来ないことになってしまう。
七度文庫はたまたまエンターブレインのゲームコンテストで賞をとってどうにかデビューはできたが、10年後に出来上がったソフトが注目されるとは限らない。
今すぐ成果として発表できる仕事をしなければ、七度文庫は永久に忘れ去られてしまう。
私はなんとしても、すこしづつでも成果の出る仕事を発表し続けないといけないと自分に言い聞かせた。
そのために私はひとまず手作業でシナリオを組み合わせて小説を書き下ろす事にした。
短編のシナリオは七度文庫が勝手に生成してくれるので、それをジグソーパズルのように組み合わせてストーリーを手作業でつなぎ合わせるのだ。
あとは、文章が上手く繋がるように手直しをすればできあがりだ。
これならプログラムに長編小説を書かせるよりはさしあたって簡単に公表できる小説が出来る。
それに長編小説を手作業でかなりの数書き上げれば、それを元にして長編小説を書き下ろすプログラムを作ることが可能になるだろうというのが目論見だった。
しかし出来上がった小説をどうやって公開したらいいのか随分と迷った。
フリーソフトのライブラリーには小説がアップロードしてあるのも見かけることはあるが、大抵はダウンロード数が10件にも満たない。
作者さえダウンロードしなくて、ダウンロード数ゼロというのはむしろ普通な位だ。
これではいくら頑張って小説を書いてもなんの意味もない。
あれこれ思案してはみたものの、いったいどうしたらいいのか私には方向がまったく見えなかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

七度文庫開発日記 ココログのアクセス解析

 いつもようにココログに日記を書こうとしていると、新しいサービスが追加される公告がでていた。
今までのサービスの上位バージョンとしてココログプラスとココログプロができてアクセス解析ができるようになると書いてあった。
ココログプラスとココログプロでは使える容量も増えるという。
だが、私の書いている「官能小説自動生成ソフト制作日記」は写真を全然使っていなくて、テキストデータしかない。
テキストデータだけだったらたいした容量にはならないので、容量が増えてもそんなにメリットはない。
だがアクセス解析というのはちょっと気になった。
私は官能小説自動生成ソフトの制作日記など誰も見る人はいないと思っていたので、ずっとアクセスカウンターもアクセス解析を付けずにいた。
フリーのアクセス解析サービスを利用すれば今まででもアクセス解析はできるし、あちこちにやり方が紹介してあったが私はやってみる気にはなれなかった。
アクセス解析など出来ても、もともと読む人があまりいなければ大して役に立つはずもない。
そう思って、そのまま読み捨てようとしたが6月まで無料というのが気になった。
無料なら試しにやってみてもいいと思い、さっそくココログプラスのサービスの申し込みをした。
すぐにアクセス解析のページを見てみると、もう数件アクセスがあった。
そんなにすぐにアクセスがあるわけはない。
私はてっきり自分がアクセスしているのがカウントされているものとばかり思っていた。
しかしアクセス数は何度か見るたびに増えていた。
理由も分からないまま翌日の朝もう一度アクセス解析を見てみると私はびっくりしてしまった。
たった一日でアクセス数が1000件を越えていたのだ。
私は何がなんだか判らなかったが、どうも私の知らない内に私のblogは人気blogに成っていたらしい。
blogにはRSSの機能があり、書いた内容があちこちに配信されて検索される。
それにココログでは、書いたタイトルがジャンル別に紹介されている。
そんな訳でアクセスが増えたらしいのだがそれにしてもアクセス数は多すぎる。
どうにも説明がつかなかった。
官能小説の自動生成ソフトに興味がある人がそんなに多いとも思えない。
毎日書き続けたのが良かったのだろうか、それとも私の書いた記事が面白いと思った人がいるんだろうか。
いったいどうしてなのかさっぱり判らなかったが、アクセス数はそれからも減ることはなかた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.23

七度文庫開発日記 七度リーダーのリリース

 オリジナル版がWindows100%誌で公開されたあとも、期待したような反応は何も無かった。
本を買った人から、メールが来ることもなければ、他の雑誌から掲載依頼もない。
製品化したいというメールはどこからも来なかった。
せっかくオリジナル版が雑誌で公開されたと喜んではみたものの、結局はぬか喜びだったのだ。
私はこのまま七度文庫が埋もれてしまうままになってはいけない、なんとかしなければいけないと焦りの気持ちが日増しに心の中で膨れあがっていった。
しかしいったい何をしたらいいのか、すぐには方針は定まらなかった。
ある日七度文庫人妻編の次のバージョンアップの準備をしているとき、七度文庫のシナリオを直接読み込んで表示できるソフトがあったら作業が随分楽になるのではと思いついた。
以前のMS-DOSの環境ではメモリーが不足していてとても作れる相談ではなかったのだが、今使っているパソコンはメモリーが1ギガとたっぷりある。
私はさっそく七度文庫の処理系を作成する作業に入り2週間程で完成させた。
ひとまず名前は「七度リーダー」と付けることにした。
今回作成したのはシナリオを読み込んで小説を自動生成するだけのソフトで、本格的な開発環境は「七度言語」の名前であらためて作ろうと思ったからだ。
せっかく作ったからには公開したほうがいいと思い準備をはじめた。
だが七度リーダーだけ作っても肝心の七度言語で書いたソースコードがなければ実行はできない。
私はどうせここまでやったのだから、いまさら途中で止められないと思い、ソースコードも全部公開することにした。
とは言っても、七度文庫の初期シナリオソースコードには、とても公開できないような超過激なシナリオが未使用のままあちこちに混ざっているのだ。
とてもそのまま公開するわけにはいかない。
私は未使用のシナリオを選び出すプログラムを作って、根気よく未使用シナリオを消去して公開の準備をした。
どうにかソースコードを整理して公開した後、私は七度リーダーの公開準備に取りかかった。
七度リーダーを公開する際には、参考用のシナリオ例を添付する必要がある。
これは七度リーダーのデバッグをする為にも必要なので、かなり大量のシナリオを例を添付する必要がありかなり大変な作業だった。
最初のバージョンはたぶんまだバグが残っていると思い、Download ASCIIへの登録は次のバージョンでやろうというのが当初の計画だった。
だが突然とんでもない事になってしまった。
Download ASCIIが廃止になるというお知らせが突然発表されたのだ。
新規登録の受付も中止になってしまった。
これではせっかく作った七度リーダーを公開する場所がなくなってしまうし、七度文庫人妻編のバージョンアップ版も公開できなくなる。
もちろん自分のホームページで公開すれば出来ないこともないが、それではダウンロード数も判らず、注目されることもない。
だが、結局download ASCIIは運営会社が変更になって継続することになり、なんとか次バージョンの七度リーダーは公開することができた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

七度文庫開発日記 ココログの開始

 12月にいつものようにネットにアクセスすると、NIFTYがココログというBLOGサービスを始めたと紹介が出ていた。
BLOGなどというの初めて聞く言葉なのでいったい何の事なのか全然判らなかった。
よくよく読むとNIFTYの会員なら無料ということで、さっそく訳の分からないまま開設の手続きを取った。
とは言ってもまだ出来たばかりなので、参考になるようなココログのblogは全然ない。
どうやって使ったらいいのかも判らなかったが、どうやら日記が書けるらしいと判って、いままで使っていたフリーの日記サイト「日記ウェッブ」に書いていた「七度日記」を移転することにした。
日記ウェッブではユーザーが使える容量が小さくて古い日記からどんどん消えていってしまうので困っていたので、ココログの方が容量が多くて都合が良かったのだ。
画像さえ載せなければテキストデータだけでも数年分は保存できそうな計算だったので日記を書くにはちょうどいい。
「七度日記」では、ちょっと印象が薄いので「官能小説自動生成ソフト制作日記」というかなり長い名前に変えてみた。
最初は操作の仕方が全然判らなくて途方に暮れたが、いろいろといじっているうちになんとかやり方が判ってきた。
トラックバックというのもいったい何のことか最初はさっぱり判らなかったが、トラックバック野郎という練習サイトがあったので試しにやってみたら上手くできた。
トラックバックというのは言葉で説明するといったい何が何だかわからないが、実際にやってみれば何でもない事でリンクが逆方向に辿れる面白い仕組みだと思った。
デザインの設定もいろいろ変えられるらしいが、別に凝ったデザインにする気は無かった。
以前の日記サイトでは一日に見に来る人はせいぜい多くて10人程度だったので、blogに切り替えた所でそう増えることもないだろうと思った。
内容は以前の七度日記の延長で、インターネットで見つけたニュースで官能小説のネタに成りそうなものをメモしたりとか、日常的な出来事や、七度文庫の進捗具合とか、あとはグラビアアイドルの写真集などのコメントなどを気が付いたときに載せた。
もともとたいした内容でもないので、自分のメモ書き程度の気持ちで毎日書いていた。
ココログが始まってからしばらくして、ココログが大成功だったこともあって他のプロバイダーも一斉にblogサービスを開始した。
またタレントの公式blogもあちこちで開設されるようになった。
小説家の室井佑月先生とか、あとはタレントの眞鍋かをりさんとかのblogは結構面白いので更新があるたびに見に行った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.22

七度文庫開発日記 七度文庫オリジナル版の公開

 ホームページでの七度文庫人妻編の公開はしたものの、雑誌に紹介されでもしなければ知名度はあがらない。
 しかし雑誌社にコネがあるわけでもないので、頼んで載せてもらえる訳でもない。
 いろいろ調べてみたらエンターブレインのやっているWindows power誌に投稿窓口があった。投稿規定も見たが、特にアダルトソフトお断りとも書いてはいなかった。
 フリーソフトを収録しているパソコン雑誌なので、たぶん七度文庫のようなアダルトソフトは載せてもらえないだろうと最初は思った。それでも一応はどんなソフトが載っているか確かめようと思って、本屋に行ってWindows power誌を立ち読みしてみると、なんとアダルトビデオ紹介のCDがオマケで付いていた。
 表向きはパソコン雑誌だけれども実はアダルトビデオの紹介もやってる結構エッチな雑誌だったのだ。これなら七度文庫人妻編も収録してもらえるかもしれないと思い、さっそくメールで投稿した。
 しかしいくら待っても返事はこない。私はやっぱり駄目だったと思ってすっかり諦めていた。それでももしかしてと言う気持ちが捨てきれなくてWindows power誌の7月号がでた6月18日にビックカメラで立ち読みしてみた。やっぱりゲームソフトのカテゴリーには載っていなかった。だがそれでもまだ半分期待が捨てきれずに私は最初のページから最後のページまで全部めくってみた。すると信じられないことに七度文庫人妻編が「文書作成」のカテゴリーに掲載されていた。
 掲載されるのならてっきり18禁ソフトのコーナーと思っていたのだが「文書作成」のカテゴリーで収録されたのかさっぱり訳が分からなかったが、紹介文を見ると「テキストは編集可能」と書いてあった。
 確かにエディターとして使えないこともないが、なにわともあれ収録されたので文句は言えない。
 これはもしかしてDownload ASCIIに申し込めば登録できるかもと思い、新作のVer1.01の登録申請のメールを書いてみた。
 制限版とはいえ結構危ないソフトなので掲載は断られるかと思っていたのだが、なんということか掲載されて、その週のダウンロードベスト20に入ってしまった。
 そしてとんとん拍子に翌々月のWindows power9月号にも掲載された。送られて来た9月号をなんとなく読んでいるととんでもないことが書いてあった。Windows power誌は9月号を最後に休刊になってしまったのだ。これではもう七度文庫人妻編を掲載してくれる本はなくなってしまう。
 しかし救いの神はあるものでWindows100%誌から掲載依頼がきた。それもオリジナル版を収録したいという依頼だった。本屋で確かめてみると、Windows100%という雑誌は結構エッチな記事も多いアダルト指向の雑誌だった。これならオリジナル版を収録したいという話しもなるほどもっともだと思った。
 だがオリジナル版はゲームコンテストで賞をもらったときの契約でエンターブレイン社の許可がないと掲載はできない。その旨を書いて返答すると、Windows100%誌がエンターブレイン社に問い合わせて許可をとったとまたメールが来た。
 Windows100%誌12月号が発売になった11月13日、朝早くに本屋にいって、手にとって見るとどこにも載っていない。
 やっぱりだめだったのかと思い、最初の一ページから最後のページまで丹念にめくっていくと、ちょっとエッチなオンラインソフト特選街のページに「七度文庫」の文字を見つけた。
 七度文庫にはイラストは付いていないのに紹介記事には、主人公の有紀ちゃんのイラストがあったので最初に見たとき見落としていたのだった。
 さっそく800円でWindows100%誌を買って家のパソコンでCD-ROMの内容を確かめてみた。
間違いなく七度文庫オリジナル版だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

七度文庫開発日記 七度文庫人妻編のリリース

 七度文庫は一応は賞をとったものの、雑誌テックウィンに一度収録されただけで、その後エンターブレイン社からはなんの連絡もなかった。
 私はなんとか七度文庫を商品化するところまで仕上げたかったが、ゲームコンテストで伊集院光賞を獲っただけですぐ商品化という事にはならないのだと判って私はがっかりした気持ちだった。
 商品化への道筋をあれこれ思案していて、私はやっかいな問題に気が付いた。コンテスト受賞の際の契約で、商品化権はエンターブレイン社が独占的に取得することになっている。
 これはエンターブレイン社が商品化してくれれば、たしかにありがたい事なのだが、エンターブレイン社が商品化しなければ、永久に商品化はできずに埋もれたままになってしまうということなのだ。
 12年間の苦労の末やっと完成したソフトが、このまま日の目を見ずに埋もれてしまうのではかなわない。
 商品化のためにはもっと七度文庫をアピールしないといけない、そのためには七度文庫のバージョンアップをしてより完成度を高める必要があると思った。
 だがバージョンアップ版についても権利はエンターブレイン社が保有しているため自由に配布はできない。
 そこで私は七度文庫の別バージョンを作ろうと思いついた。
 もちろん官能小説の自動生成というアイデアはいっしょだが、シナリオを新規に作れば別のゲームということになる。
 もしもアイデアが同じなら、同じゲームだから、シナリオが違っても商品化権はエンターブレインが独占するということになれば、ロールプレイングゲームはシナリオが違っても全部同じゲームということになる。
 また同じゲーム作成ツールで作ったゲームはシナリオが違っても全部同じゲームということになる。
 だれもそんな主張はもっともだとは思わないだろう。
 しかし実際の所作業を始めるのは気が重かった。
 12年かかって作ったソフトを、シナリオだけとはいえもう一度全部作り直すのだ。
 プログラムはもう出来上がっているので、シナリオを書くだけなのだがそれでも大変な作業だ。
 いままでの苦労を思うと、簡単にできる作業ではない。
 しかし今のままでは永久に七度文庫は商品として日の目を見ることはない。
 私は2002年11月の終わりに、重い腰を上げて作業に取りかかる事にした。
 完成予定のシナリオのバイト数は600キロバイトが目標だった。
 これは伊集院光賞を受賞したオリジナルの制限版とほぼ同じサイズだ。
 400字詰め原稿用紙換算で850枚程度と、とんでもない量だ。
 原稿用紙に40枚~50枚程度なら短期間に集中して仕上げることもできるが、これだけ量が多くなると、マラソンを走ってるようなもので、毎日少しづつ同じペースで根気よく書いていかないととても終わらない。
 一日に原稿用紙10枚程度を書くのが精一杯だ。
 最初に立てた予定では、シナリオ作成に3ヶ月から4ヶ月程度の作業量だった。
 ともかく覚悟を決めてやるしかないと自分に言い聞かせて、私は気の遠くなる作業に取りかかった。
 新しく購入したパソコンが高性能で、以前のようなコンパイルの待ち時間がなかったため、思ったより順調に作業ははかどった。
 最初の頃は割合と快調で正月までに半分を済ませたが、後半になるにつれて次第に作業がつらくなりなかなか思ったようにははかどらなかった。
 だがそれでもなんとか毎日コンスタントに少しづつでも書き上げて、3月中には予定の分量のシナリオを書き終わった。
 あとは校正と、微調整の作業が残っていた。
 これも随分と気が遠くなる作業だったがなんとか2003年3月30日にはリリースに漕ぎ着けた。
 とは言ってもリリースしたのは「七度文庫人妻編制限版」で官能描写は省略したバージョンだ。
 最初のバージョンはまだ十分満足のいく仕上がりでは無かったが、その後数回のバージョンアップを繰り返して、なんとか納得できるまでには仕上げることが出来た。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.21

七度文庫開発日記 ホームページの開設

 新しくパソコンも用意でき、Windows XPが使えるうになったので、料金の安くなったADSLに加入した。
 私の家は電話局よりかなり遠いので、無事繋がるかどうか心配だったがどうにか大丈夫だった。
 通信速度は1.5Mで実際にはせいぜい700k程度しか出なかったが、以前より格段と早くなった。なによりもプロバイダーの課金や、電話代を気にせずに済むのは大助かりだった。それに電話も別に使えるので、以前の様にインターネットをしている最中は他からかかってきた電話が話し中になるということもなくなった。
 受賞も決まったことだし、七度文庫の公開用のホームページの作成に取りかかった。七度文庫の紹介の文章を作ったり、自動生成された例文集を載せたり他に、七度言語の仕様を書き始めた。
 七度言語は作りながらいろいろと変遷を繰り返しているので、はっきりとした仕様は自分でもよく分からない。プログラムをもう一度見直しながら苦労して仕様を書き上げた。
 あらためて見直してみると、自分でもよくこんなソフトを作ったなと思えるくらいに機能がいろいろあった。
 毎日少しずつ書き足していって、ホームページを仕上げるのはかなり大変だったがどうにか仕上げた。
 しかしホームページを作ってみたはものの、誰も見に来る人はいなかった。
 私はエンターブレイン社のクリエーターズリンク集というのを見つけて、そこに登録依頼を出してみた。すると折り返しに来た返事は、エンターブレインのゲームコンテスト事務局の名前になっていた。ゲームコンテストの受賞作品のホームページからリンクを張ってもいいという知らせだった。どうやら、クリエーターズリンク集の担当者が気を利かせて話しを付けてくれたらしい。
 ようやくゲームコンテストのホームページから七度文庫のホームページへのリンクが張られてからはだんだんとアクセスしてくれる人も増えてきた。
 その年の12月に私は試しにyahooに登録依頼を出してみた。登録してもらえるかどうかは判らなかったが、年末のぎりぎりの時期に登録通知メールがきた。それからは以前よりもホームページのアクセス数が増えて気分的にもすこし安心した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)