2004.11.10

「人妻不倫レズSM調教」ライブラリーに登録

当blogに連載していた長編小説「人妻不倫レズSM調教」、連載が終了しましたので、メインページのライブラリーに登録しました。
まとめて読み直したい方はダウンロードしてお読み下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.08

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第34回

人妻不倫レズSM調教

「よくも人をおちょくりやがったな、なにが面白いんだ人をさんざんおちょくりやがって」吉本は急に大きな声でわめきちらすと、私に襲いかかってきました。私は必死で押しのけようとしましたが、吉本は私の首を絞めてきました。
 こうなったら最後の手段しかないと覚悟を決めると私は右足の膝を思い切り吉本の股間に突き上げました。吉本が悲鳴をあげてベッドから転がり落ちると、私はそのお尻をさんざん蹴飛ばしてから部屋から逃げ出しました。

 ラブホテルで吉本の股間を蹴り上げて逃げてきた所まで書き上がった小説を先生に見せるとあまり気に入らない様子でした。
「どうだい、そのマネージャーの吉本というのが最後に過労死してしまって、航空管制の仕事が全部つぶれてしまうというのは」
「それとも仕事が間に合わなくて最後に納期の前日に自殺というのはどうかな」とか言いたい放題でしたがそうは言われても私にはいいラストシーンは思いつきませんでした。
 文学賞の応募期限が近かったので、ひとまず書き上げた所までで賞に応募することにしました。

 文学賞の発表当日まで出版社からはなんの連絡もなく、諦めた気持ちで当選作を本屋で立ち読みしてみると、入選していたのは良子さんが書いた小説でした。
 良子さんが先生に弟子入りしたいきさつの話しのあとに、私があとから弟子になった話しが付け足してあり、順子さんがゴードンにレイプされるビデオを見たのは吉本と私と良子さんの三人という設定になっていました。
 怒り狂った吉本が私と良子さんを縛り上げて乱暴するというとんでもない筋書で、最後は吉本が私の上で腹上死をして航空管制システムの計画が頓挫するという結末でした。
 やっぱり良子さんには勝てなかったと思いがっかりした気持ちで家に帰ると旦那の友達が数人来ていてビールを飲みながら上機嫌でした。
「俺たち会社を作るんだ、大学の時の友達にも声を書けて、みんなで技術者の理想の会社を作るんだ」
「その会社でインターネットの新しいサービスを始めるんだ。誰でも簡単にホームページで日記が作れて、そのうえリンクが簡単にできるんだ。日本じゃ俺たちの会社が最初に手がけるんだ」と旦那が言うのを聞いて私は喜んでいいのか微妙な気持ちで作り笑いを返しました。

追記
一九九九年十一月十五日HⅡ・八号機ロケットは多目的衛星MTSATの打ち上げに失敗し、人工衛星を使った航空管制システムの計画はその後も中断したままである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.07

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第33回

人妻不倫レズSM調教

 カメラの場面が変わると、今度はセーラー服を着たゴードンが順子さんの上にのしかかっているのが映りました。後ろから撮した画像はどうみても女同士のレズプレーにしか見えませんでした。
「レズの女が腰にベルトつけて、オチ●チ●の偽物を使うって聞いたが、それだろう。順子の相手は女子高生かこれはいいぜ」とまた吉本が大きな声で笑い始めました。
「俺は女子高生に女房寝取られたのか、でかければ作り物でもいいのか順子のやつ、でかけりゃいいのか」と吉本は半分泣きそうな顔でわめきちらしました。
「女が相手で子供ができるわけないじゃないか、順子の言ってることはみんな嘘なんだろう、このビデオが証拠じゃないか、女相手に妊娠なんかするわけないだろう、全部嘘っぱちだ」と言い出すと吉本は枕を部屋の隅に投げつけました。
 やがてまた画面が変わると、ゴードンの巨大な男●が、順子さんの花園に打ち下ろされる場面が映し出されました。巨大なプラズマテレビに映し出された男●は実物の数倍にも見えるような迫力でした。
 相変わらずゴードンの腰にはスカートが巻き付いて、一目見た感じでは女性が作り物の男●を着けて順子さんを責めているようにも見える光景でした。
 吉本はあいかわらず「よく出来てるじゃないかあのでかいの」と言って笑い続けました。しかしゴードンが腰を上げてスカートをめくり上げると、その巨大な男●の全容が映りました。
 根本に大きく付属する二つの球状の物体には陰●がうっすらと茂っているのが見え、その先端からしたたる滴は偽物ではないのが吉本にもようやく分かったようでした。
 吉本はその巨大な男●の持ち主がアメリカ人とは気がつかない様子で、その大きさにはとても信じられないようでした。
 吉本の顔色がみるみる変わっていくと体を震わせながら「あのでかいのでやられたのか、あのでかいので」と何度もつぶやき続けました。
「順子はあのでかいのがよくて、俺を捨てたのか、俺よりでかいから」と言い続ける吉本の顔は、どうみても女心をひとかけらも分からない自己中男の顔でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.06

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第32回

人妻不倫レズSM調教

 吉本が帰ってから順子さんに電話すると「あのとき撮ったビデオを吉本に見せればいいのよ」と順子さんが言い出しました。
 翌日私は吉本が店に来ると「順子さんにこのビデオ見せてと頼まれたんです」と言って証拠のビデオを吉本に渡しました。ビデオのカセットには「人妻調教」という手書きの題名が付いていました。
 吉本は「これからビデオを確かめるから、一緒に来てくれ」と言い出しました。どうせインチキなビデオビデオだと思いこんでいるようで吉本は落ち着いた様子でした。私もビデオを見ていないのでなんとも答えようがなく一緒に行くことにしました。
 どこかビデオをゆっくり二人で見られる場所というと、やっぱりラブホテルしかありませんでした。店の裏手のラブホテルに二人で入ると、部屋にはプラズマテレビの巨大なスクリーンがベッドの正面に置いてありました。
 吉本がビデオをデッキに入れてリモコンを操作するとビデオが始まりました。最初に画面いっぱいに映ったのは両足を広げた花園でした。プラズマテレビの巨大な画面に映る花園はなにか異様な植物でも見ているようでした。
 吉本はどうせインチキだとたかをくくっているらしくて平然として画面を見ていました。画面には縛られた手や両足が映っていましたが、顔は映っていませんでした。
 ビデオも終わりに近づいたようで、吉本は「やっぱり、その辺の裏ビデオを持ってきただけなんだろう、俺がだまされると思うのか」と言ってビデオを消そうとしました。
 その瞬間にビデオの画面が急にすっ飛びました。ゴードンが照明のケーブルに足を引っかけた場面だと私には分かりました。次の瞬間に順子さんがゴードンの巨大な●根を口にほおばっている様子が目の前のプラズマテレビ画面に映しだされました。
 吉本はビデオのリモコンを持ったまま顔が凍り付きました。しかしすぐに大声で笑い始めました。
「あれは作り物だろう。スカートはいてるじゃないか、女が作り物のペ●ス腰に付けてるんだろう、あんなでかいのあるわけないじゃないか」と勝ち誇ったように言うと、私の体を両手で揺さぶりました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.11.05

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第31回

人妻不倫レズSM調教

 数日たって吉本がランジェリーパブに私を訪ねてきました。話しの様子では順子さんが吉本にもう家には帰らないと宣言したようで「なにか言いたいことがあったら有希さんに言ってね」と順子さんに言われたということでした。
 順子さんが吉本に告白したという話を聞かされて私は本当にびっくりしました。順子さんは私が紹介したSMクラブでアルバイトして妊娠したので離婚したいと言いだしたという事でした。
 なんという作り話だと思い私は思わず吹き出して笑いそうになりました。吉本はそんなことがあるはずもないが、もしかして本当なのかもしれないとすっきりとはしない気持ちのようでした。
 SMクラブでは客とどんなことをするのかしつこく聞かれたので、「金さえもらえばフェ●チ●もするしセッ●スもします」とわざと大げさに答えました。
 吉本は急に笑い出して「俺のはでかいんだ、なにがでかいか分かってるだろう。それで順子のやつ、一発やってやったら俺と結婚するって言い出したんだ」
「他に男も知らないくせして、それでも俺がでかいのは分かったらしい」
「いくら他の男と遊ぼうと、俺が一発このでかいのぶち込まれたら、すぐに順子は俺の所に戻ってくるんだ」
「お前も俺のでかいの試してみろ、すぐに分かるから」と訳の分からないことを言い出しました。言い返してもしょうがないと思い私は返事をしませんでした。
 すると「やっぱり嘘なんだろうSMクラブなんて話は全部作り話なんだろう」と吉本は言い出しました。
「証拠を見せみろ、見せられないだろう」と言われて私は順子さんに伝えておきますねとひとまず答えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.04

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第30回

人妻不倫レズSM調教

 2週間ほどたってゴードンが店に来ると「結婚するから今までの写真は全部返して欲しい」と言い出しました。いきなり結婚とか言い出すので私は訳が分かりませんでしが、まあ結婚するならそれはそれでお目出度いことだしと思い、今までのセーラー服姿で縛られている写真をみんなゴードンに返しました。するとゴードンは「嫁さんを紹介したいからこれからアパートに来て欲しい」と言い出しました。私が嫁さんと顔を合わせるのもまずいと思い断ろうとすると、私も知っている女性だから是非会わせたいと言う話しでした。
 ゴードンに案内されてアパートに行くと、部屋には順子さんがエプロンをして部屋の窓ふきをしていました。
「これが嫁さんだ」とゴードンが言いすので私はびっくりしてしまいました。
 あのあとゴードンが順子さんを部屋に連れて帰ってそのまま監禁しているうち結婚ということになったらしいので一体どうなってるのかしらと順子さんを問いつめてみました。
 順子さんが助けに来てもらうために吉本に電話すると、吉本は順子さんが家から電話してると思いこんで「仕事でどうしても帰れないから明日は帰るからと」言い訳したと言うのでした。
「私が監禁されて一週間になるのに、吉本は私がいなくなったなんて気がついてないのよ、こんな馬鹿らしいことってあるの」と順子さんはわめき散らしました。
 どうもそれが吉本と別れる決心がついた決め手らしいと私は納得しました。
「吉本は相変わらず私が家で吉本の帰りをまっているのと思いこんでるのよね」と順子さんが言うので、確かにそんな馬鹿な話はないと私にも思えてきました。順子さんは離婚の話しをどう吉本に切り出すか迷っている様子でした。
 ゴードンに何か言われて順子さんは急ににこにこしながら「彼すごいの、一晩六連発なのよ、それでね子供が欲しいから、ゴムは絶対しないんだって」と嬉しそうに話しを始めました。そういえば彼の宗教では、結婚までセックスはいっさい許されずに、セックスした相手とは結婚しなければいけない事になっているとゴードンが言っていたのを思い出しました。フェ●チ●もセックスの内に入るんだとの教義らしいと私にも分かってきました。
「私のフェ●チ●はとても上手だってほめてくれるのよ」と順子さんが言い出すので、この勘違い異文化交流カップルがどうして出来上がったのか分かる気がしてきました。
 せっかくいいラストシーンが書けたと思ったのに、これではハッピーエンドの恋愛小説じゃないのと私はどうにも納得いかない気分でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.03

官能小説 人妻不倫レズSM調 第29回

人妻不倫レズSM調教

 私はゴードンに順子さんをレ●プするよう命じました。しかしゴードンはなにが不満なのか、頑固にいやだと言い続けました。
「私が女王様なのよご主人様なのよ」と何度命令しても、それでもゴードンは絶対いやだと拒否し続けました。ゴードンはアメリカ人のせいか、私には時々理解できない主張を繰り返すことが前からありました。私はせっかくいいアイデアだったのにと諦めてゴードンを連れて部屋を出ようとしました。
 その時ゴードンは女主人が持っていたビデオ用の照明コードに足をひっかけると、その場に転がって倒れ込んでしまいました。照明のコードが順子さんを縛っている縄に絡ると順子さんが身体がゴードンに重なって倒れかかりました。ちょうど順子さんの口が倒れてしゃがみ込んだゴードンの巨●をすっぽりくわえ込んでしまいました。順子さんは身動きができなくてゴードンの巨●をくわえ込んだまま喉が詰まったように咳き込みました。
 ビデオを撮していた佐織さんはこれはちょうどいいと思ったのか、順子さんの顔を大写しに近寄って撮り始めました。ようやく調教師が順子さんの身体を起こすと、順子さんはしきりに咳き込んでいました。
 ゴードンは起きあがると何があったのか分からないような表情で目がぼんやりとしていました。カメラがまた順子さんに追いすがるように位置を変えました。
 調教師は順子さんに「ファックミー」と言え「ファックミープリーズ」と言うんだとまた鞭で叩きつけました。ゴードンは小さい声で「ドゥユーマリーミー」と小さい声でいいました。調教師も順子さんもゴードンが何を言っているのか分からないようでした。順子さんは「イエスイエス、ファックミープリーズ」と調教師に鞭で叩かれ大きな声で叫びました。
 ゴードンは急に表情が変わりゆっくりとした動きで順子さんの上に腰を落としてきました。
 ゴードンの腰が上下に数回動くと、急に順子さんが甲高い声を上げました。ゴードンの腰の動きは何度走り続けても止まらない機関車のようでした。
 これで吉本に復讐ができたと思うと私は腹の底から嬉しさがこみ上げてきました。
 私は家に帰ると夜もほとんど寝ずに小説の結末を書き上げました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.02

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第28回

人妻不倫レズSM調教

 私は順子さんをすこしゆるめに縛ると鞭を持って床をぴしゃぴしゃと叩きながら「あなた、私以外にもつき合っている男がいるでしょう」
「あなたは、私だけの女なんだから、許しませんよ。他に浮気したでしょう、白状しなさい」と怒鳴り付けながら軽く順子さんの腿を叩きました。
 順子さんは「私本当に吉本としかつきあったことないんです、ホントです」と半分泣きながら答えました。
 気が付くと女主人と調教師がすこし心配そうな様子で私と順子さんの様子を見ていました。
「シロートの女の子なんでしょう、あとで面倒なことになっても困るからビデオ撮っておいたら」と女主人が言い出しました。
「あとでなんだかんだ言われてもビデオを撮っておけば、適当に言いくるめてなんとかなるから」という事なので私はそれもそうだと思いました。
 受付の佐織さんがビデオカメラを持ってくると、女主人が照明のライトを持って縛られた順子さんを撮し始めました。
 私は女主人にあと任せて帰ろうとすると、ゴードンがセーラー服に着替えて私を待っていました。その時私はいいアイデアがひらめきました。
 ゴードンを連れて順子さんが責められている部屋に入ると、調教師が鞭をしならせていました。その前にはビデオカメラを持っている佐織さんと、照明のライトを引き回している女主人が見えました。調教師は慣れた様子で「この浮気女、浮気してるのは分かってるんだ、白状しないともっと痛い目に遭わせるぞ」と鞭を順子さんの腿に打ちつけました。順子さんが甲高い悲鳴を上げてるとゴードンの巨●がスカートの下で巨大にもりあがっているのが分かりました。順子さんは目を上げてセーラー服姿のゴードンを不思議そうな顔で見上げました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.11.01

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第27回

人妻不倫レズSM調教

 私は順子さんが女子大生特有の甘ったるさが鼻につくような雰囲気なのに気がつきました。お酒を飲ませればもっといろいろ聞きだせると思い、私は甘いカクテルを勧めました。
「良子さんは他の店でも働いていて、吉本さんはそちらの店にもよく一緒にいらしてるようですよ」と適当に話しをすると順子さんはカクテル飲みながら雰囲気が明るくなってきました。
「吉本さんとはどうして知り合ったんですか」と今度は私の方から話題を切り出すと順子さんは「私ね、中学校も高校もこの近くの女子校で、吉本は高校のとき家庭教師だったんです」と打ち明け話しを始めました。
「吉本が東大の大学院生ということで、親がもう最初から結婚させると決めていたようで、女子大を出たら、しばらく家事手伝いをしていてすぐ結婚したんです」と話してくれたので私は、適当に話を合わせながら、お酒をどんどん飲ませました。
 順子さんはお酒など全然のんだ事もない様子で、すぐに酔って立てなくなりました。私は順子さんの身体をゆっくりと撫でながら、唇を重ねて舌を絡ませました。順子さんの舌も私にすぐ絡みついてくるので、女同士のほうが感じる身体だとすぐわかりました。
「ねえ、吉本が良子さんとよく行く店にこれから案内するわね、ちょっと変わった店なんだけど」と私が誘うと、順子さんはすぐに「お願いします」と素直に答えました。
 私は順子さんをSMクラブに連れて行くと、プレイルームに案内しました。順子さんは壁に取り付けてあるプレイ用の十字架や、縄を見て言葉も出ない様子でした。
 しばらく思い詰めた顔で部屋を見てから「それでうちの吉本は良子さんとここで何をしてるんですか」とようやく口を開きましました。
「お芝居しながら、縛りあげて鞭で叩くんですよ」
「普通の人はSMというとね、縛り上げて鞭で叩けばそれで感じると思ってるみたいだけどね」
「実際はそう簡単じゃなくてね、いろいろと心の準備が居るのね」
「そのためにね、ストーリーを作って芝居をするの」と私が説明すると「どんなお芝居なんですか」と不思議そうな顔で順子さんが聞いてきました。
「よかったら試しにやってみる、そうすれば分かるから」と私が勧めると「そうですね、お願いしますね」と今度も素直に順子さんが答えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.10.31

官能小説 人妻不倫レズSM調教 第26回

人妻不倫レズSM調教

 ランジェリークラブの開店前に化粧を直していると、中沢君が若い女性を連れて「吉本がどこに居るのか知りませんか」と尋ねてきました。
「昨日酒を飲んだらしく、家に帰っていないし、会社にもきていないんです」と私に問いかけながら、その女性は心配そうな顔をしていました。
 私が吉本がどこにいるかなんて知ってるわけないのに何で私の所に聞きに来たのか理由がよく分かりませんでした。
「行方が分からなければ警察に捜索願いを出さないといけない」と今度は中沢君が言い出しました。私はどうせどっかで酒を飲んでカプセルホテルかどこかでまだ寝てるだけなのにずいぶんと大げさな話しだと思いました。
 名刺を渡されると、吉本と同じ理想技研の名刺で名前は吉本順子となっていました。私はようやくその若い女性が吉本の奥さんらしいと気が付きました。
 なにかあったら電話を下さいと順子さんは携帯の番号を名刺に書いてくれました。
 奥さんがこれほど心配しているということは、やっぱり吉本になにかあったのかと思いましたが、私の知ったことではないと気にも止めませんでした。
 夕方になって、吉本が店に来て私に 「聞きたいことがあるんだけど」と言い出しました。
 私は奥さんが訪ねて来たことを言った方がいいのか判らなくて「なんでしょうか」とだけ答えると吉本は「昨日大事な書類をなくしてしまって、どこにあるのか分からないのでこの店で落としたのかもしれない」と言ってすっかり酔いがさめた顔でした。
 やっぱり吉本は飲みつぶれてどっかに泊まったらしいと判って私はやっぱりと思いました。
 私は慌てて奥さんの順子さんに電話すると「吉本は会社にはさっき帰ってきて、書類がないといってまた出かけていったんですよ」と話してくれました。結局書類が見つからないまま吉本は仕事が残ってるからとか言って会社に戻って行きました。
 吉本が帰ったあと順子さんが一人で来て「昨日の様子はどうでしたかとか、最近変わったことはないですか」と何度もしつこく聞かれました。どうも浮気の心配をしているらしいとようやく私は気がつきました。私は「最近よく店に来て、御指名の良子さんとよく一緒に帰ってるみたいですよ」と嘘をついて順子さんの様子を見ました。すると「その話よく聞かせてください」と私に顔を近づけてきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧